2010年12月26日日曜日

クラウドとコレクションと人間の欲

本、雑誌、レコード、CD、カセット、ビデオ、DVDなど、好きなものは物理的に手元に置く。
「コレクション」は人間の本能に近い欲の一種だと思っています。



しかし、「クラウド」という大きな波が押し寄せて来ます。
デジタル化が可能な物の保管や流通を全て変えてしまう波です。

実はすでにその波の第一波や二波は来ています。
音楽の流通がTunesによりデジタル化されました。
これにより音楽流通の変革が行われ、音楽流通の事業を抱えるソニーグループは、その事業を保護するために流通のデジタル化に乗り遅れ、負け組として今に至っています。

そして、今度やって来る本格的な波は、デジタル保存データすら自分の手元には置かないと言う事です。

本、音楽、映像は、クラウドから、聞きたい時や見たい時に引き出す形になってゆきます。
サーバーに自分の引き出しがあると言う事ではなく、自分が持っている「権利情報」が管理されていて、高速なサーバーやネットワークインフラに支えられ、権利元や権利管理者の持つサーバーから、ストレスなく引き出せる様になると言う事です。

こうなると、自分が持っていると言う事は、物理的な物ではなくなり、権利的な情報になるということです。
なんとなく寂しい気がします。
私は旧世代の人間として扱われる様になるのでしょうが、コレクションは、その人の人格を表す一つの方法であり、自己を顕示するための手段であり、人間の本能だと思っています。

しかし、この時代が正しいとすると、「コレクション」という価値の表現方法が変わる事になります。
書斎にある大量の蔵書やCD、DVDが全く無くなった時代に、自分のコレクションを自分や他人に確認してもらう『新しい仕組み・方法』が必要です。

そして、これは、ものすごい大きなビジネスチャンスである気がします。もちろん私も取り組みます。

なぜなら、このコレクションまでiTunesに取られてしまうのは、何か違う気がするからです。

SONYさんを始め日本の大企業は、また乗り遅れない様にお願いします。
クラウドにより、人間の欲の形も変わるという事を・・・たぶん。

0 件のコメント: